2020年01月27日 18:48

高齢者の就労支援を行うマイスター60は、定年退職後に再雇用制度を使って働いている60~65歳の全国の男性500名を対象に、アンケート調査を実施。給与面や仕事の満足度などの調査した第1弾の発表に続き、第2弾として、定年後の学びや自己研鑽、将来の健康やお金に関しての自信などについての調査結果を発表した。

まず、これからの人生においての健康やお金、人間関係などへの自信をそれぞれ聞いてみたところ、自信がないという回答が最も多かったのが「お金」に関してで、「どちらかというと自信がない(32.6%)」と「全く自信がない(13.4%)」の回答を合わせると、46.0%の人が将来のお金に自信がないと感じている実態がわかった。

また、専門スキルや勉強などの自己研鑽にどれくらいの人が取り組んでいるのかを聞いたところ、7割近くの人が取り組んでいないことが明らかに。定年退職前にもっとしておけばよかったと後悔していることを聞いたところ、最も多かったのが「資産運用(38.4%)」で、次いで「健康/体力維持改善(31.0%)」、「趣味づくり(23.6%)」と続いた。

第1弾の調査でも、定年後の働き方として6割以上の人が再雇用制度を使って働いている一方で、再雇用制度で給与が現役時の半額以下に減額したと回答した人が約4割にのぼるなど、やはり収入面での問題を多くの人が感じていることがうかがえる。