2020年01月23日 16:58

キリンビールが発売している「本麒麟」は、2018年3月の発売から2年を経た2020年に、いよいよ史上最速10億本を迎える。これは、2年で10億本=1秒に約15.8本売れている計算になる。

「本麒麟」は、新ジャンル商品でありながら、ビールに期待される「力強いコクと飲みごたえ」のある本格的なうまさを実現した商品。過去10年で同社最大のヒットとなり、その「うまさ」が認められ、同社史上初となる国内外のビールコンペティションでの金賞三冠受賞も達成するなど、注目を集めている。

昨年10月に行われた消費税増税の影響で、11月のビール類市場は前年同月比94%前後の中、業界では消費増税の反動を引きずっているとの見方があり、新ジャンルも前年をやや下回る数字で推移している。そんな状況下でも「本麒麟」は、10月は前年比113%、11月は132%と圧倒的な絶好調を続けている。

販売数量アップの秘密は「新規ユーザー」の増加。同社では、増税後はその商品を選ぶ価値があるかを見極める意識がより一層強まるとみており、高品質・本格的なうまさが強みの「本麒麟」にとっては成長チャンスだったという。「金賞三冠」受賞のニュースを活用し、国内外で高く評価されているうまさを徹底的にPRしていくことで、飲んだことが無い人にトライアルしてもらい、「本麒麟」を楽しむ人を増やしていきたいと考えた。

大規模な広告出稿や継続的なメディア露出により認知率が上昇、実際に「本麒麟」を飲んだ人の口コミや評判が拡がり、自分も飲んでみようと手に取る人も増加したとみられている。