2019年11月06日 10:58

誠文堂新光社は、11月5日、「決定版 日本のカモメ識別図鑑」を刊行した。

海辺に行けば、比較的容易に出会うことのできるカモメだが、実際はカモメの観察はとても難しい。同じ種でも、成長過程(おおよそ1~4年)で刻々と姿が変わり、その姿は成鳥とまったく異なる。実際の観察では、同一種の群れの中で複数の外見があり、さらに他の種が混じると判別が極端に難しい。そのためカモメの観察は、バードウオッチャーの間では、とても難しく奥が深いとされている。

本書では、カモメの観察方法を解説した上で、初心者がカモメの識別方法を分かるよう、カモメの大きさや各部位の色彩や形の違いをチャートにした検索図を用いる。さらに、カモメの観察で難しいとされる識別のポイントを、各年齢における差異、類似種の見極めのポイントなど詳しく解説する。

定価は3600円(税抜)。

誠文堂新光社