2019年04月02日 16:45

キューサイは、NTTドコモ九州支社とともに、新規事業プロジェクトへの取り組みを開始した。同社は、ケール青汁の原料である「ケール」を、自社グループ農場のキューサイファーム島根で栽培している。
そこで、農業関連のシステム開発を進めるNTTドコモと連携し、ドローン技術を活用して、東京ドーム約6.6個分あるケール畑の定点観測撮影を実施。撮影した画像データをNTTドコモの開発した解析システムでNDVIのデータを構築し、ケールの収穫量の予測や、ケール株の病虫害被害の検知などを行う。
ドローンでの撮影画像データを膨大に蓄積することで、人でいうところの経験値となりシステムの精度が向上。従来は人の手で定期的に圃場を巡回し、目視で確認を行っていたものが、パソコンやスマートフォン、またタブレット端末などさまざまなデバイスで管理できるようになる。その結果として、人手不足の解消や病虫害の早期発見、収穫量予測の精度向上が期待される。