2019年03月18日 14:52

宇宙開発のロボットスタートアップのGITAIと、日本の宇宙事業のパイオニアのスカパーJSATは、両社の新規事業の創出等に向けた業務提携の検討を開始し、覚書を締結した。
近年の宇宙開発競争の世界的激化に伴い、宇宙空間での作業が急増。宇宙飛行士の安全面の確保、所要時間の短縮や費用の軽減が宇宙開発における課題となっている。GITAIは、宇宙飛行士の代わりに地球上からの遠隔操作で長時間の作業を行うロボットを、ISS等の地球低軌道宇宙ステーションに導入することによって、宇宙飛行士の負担軽減及び宇宙空間における作業の工期短縮と費用削減を目指している。
一方、スカパーJSATは、静止軌道上にアジア最大の17機の通信衛星を保有し、30年間にわたり通信衛星を運用、日本の民間企業として宇宙事業をけん引してきた。今後、両社間の事業シナジーを最大化するため、相互の事業ノウハウ及び事業基盤を有効に活用し、両社が営む今後の宇宙事業を中心とした業務提携について協議を進めていく。