セコムは災害から身を守るための備えとして、「あんしん防災シェルター」の販売を9月5日から開始する。対象は、地震・津波・土砂崩れ・洪水といった災害リスクが高い地域において、災害発生後、高台や建物の2階以上に避難することが困難な事業所や住宅、守るべき財産が建物内にあり、避難に時間を要しがちな金融機関など。

定員は2名で、救難色として国際的に採用されているオレンジ色。繊維強化プラスチック製で、建屋が倒壊した場合にも落下物につぶされないよう30トンの荷重に耐えられる構造となっている。また、「自動スイング構造」により、密閉構造で防水性を備え、津波や洪水で流されてもハッチ（扉）を上にして水に浮かぶ。

さらに、内部から携帯電話やGPS端末が使用でき、オプションサービスで提供する位置情報提供システム「ココセコム」を利用することで、もしシェルターごと流された場合にも位置の特定が可能になり、救助の要請ができる。販売価格1,500,000円（税抜）。別途、運送・設置料金が必要。