2018年08月21日 10:26

ポートと福岡県筑紫郡那珂川町は、8月1日、人口動態調査に向けた転出転入データの分析アプリケーション「ゆくくる」をリリースした。

「ゆくくる」は、住民の転出転入にあたってのリアルな声を所得し、データ分析を行うことで、「なぜ転出してしまったのか?」または「どこからどのような背景で転入してくるのか?」といった真の理由を探り、将来のまちづくり戦略に反映するための基盤を構築する。

調査の際は、アプリケーションをインストールしたタブレット端末を那珂川町役場窓口に設置。転出届または転入届を提出する来庁者を対象に、手続き完了までの待ち時間を利用してアンケートへの任意協力を依頼。個人が特定できる情報は収集せず、あくまで転出転入の背景を探るのが目的だ。今後は、那珂川町での取り組みを皮切りに、様々な地域で横断的なデータ解析への展開も視野に入れ、それぞれの地域独特の課題を抽出。地方公共団体における転出入に係る人口動態のデータベース化を目指す。