2018年02月28日 13:40

東洋館出版社より、ハリエット・レーナー著、吉井智津訳「こじれた仲の処方箋」が、3月5日に刊行される。本書では、著者が20年以上にわたって研究してきた「謝罪と許し」の視点から、人間関係の悩みを解いていく。
たとえば著者は、「人間関係は、当事者同士がペアを組んで踊るダンスのようなもの」と表現。一見、相反するように思える2つの願い「相手との関係を、修復したい/手放したい」も、傷つけた側と傷ついた側の心の動きの相互作用のバリエーションだと言えよう。誠意を伝えるハウツー、誠意がない人への対処法として役立つのはもちろん、許すということへの洞察は、傷つけられたままでいる人への癒やしにもなり得る。
心に引っかかったままの「あの人」のことで悩んでいる人にとって、立場や状況を超えて道しるべとなる1冊。定価1600円(税抜)。