2018年01月29日 05:32

ヤマト運輸は、豊田市、豊栄交通と連携し、1月26日より、足助地区と稲武地区を結ぶコミュニティバスで「客貨混載」を開始した。

愛知県豊田市の稲武地区など中山間地域では、通学や通院、買い物などで路線バスの重要性が高まっているが、高齢化や過疎化でバス路線の維持が困難になりつつある。ヤマト運輸は、中部運輸局が開始した「みんなの交通応援プロジェクト Ex」に参加し、その支援認定の第1号として、2017年8月9日より、豊田市が運営し豊栄交通が運行するコミュニティバス「とよたおいでんバス稲武・足柄線」で「客貨混載」の実証実験を行った。

「客貨混載」は、過疎化や高齢化が進む中山間地域におけるバス路線網の維持と物流の効率化による地域住民の生活サービス向上が目的だ。今回、ヤマト運輸は全国初のコミュニティバスを活用した「客貨混載」の本格運用を開始。バスの座席の一部を荷台スペースに改造した路線バス1台を導入し、足助地区から稲武地区まで宅急便を輸送する。

みんなの交通応援プロジェクト