2017年11月30日 13:54

東京コピーライターズクラブ は、このほど一年間の広告に実際に使用された「広告コピー(キャッチフレーズ)」を収集し分析。使用頻度の高かった言葉の統計から見える今年の特徴と傾向を、「広告コピービッグデータ解析」として発表した。
品詞別では、名詞の2位に「希望」、1位に「不安」が入る結果となっており、頻出率として「希望」は昨年の約2倍、「不安」は約4倍。商品やサービスを宣伝するという広告コピーの性格上、「不安」という言葉を使用した場合はメッセージ内に「救い」になるポジティブな言葉も使用されることが多く見受けられた。また動詞では「会う」の使用増加率が昨年比124%で、このほかに突出した伸び率を示した動詞は現れなかった。
注目は、「会う」というある意味アナログな言葉。リアルで人と会わなくても事足りてしまう昨今、あえて「会う」という言葉が広告コピーに使用されてきたことには、ぬくもりへの少しの希求が表れているのかもしれない。