2017年10月11日 10:22

岡山の住宅メーカーであるライフデザイン・カバヤは、五十田博教授(京都大学)、森拓郎准教授(広島大学)、銘建工業、BXカネシン、構造計画研究所と昨年9月よりCLT構法を開発してきたが、この秋「オリジナルCLTコア構法」の完成が見込まれる事を明らかにした。
昨年4月に交付・施行されたCLT関連告示以降、徐々に増えつつあるCLTを使用した建物に使用されている金物は、汎用金物(クロスマーク金物)が使用されていることが多い。今回完成した金物を使用することによって、CLT同士の接合部に金物が極力見えないようになっており、木の風合いを生かした現し仕上げの意匠にも対応できるようになる。
さらに強度は一般の在来軸組工法耐力壁1枚あたりの壁倍率5倍に対し、CLT専用金物を使用したCLTパネル1枚あたりの壁倍率は20倍相当にもなる。来年春にはこの120mm厚のCLTパネルを利用した「オリジナルCLTコア構法」のフランチャイズ全国展開を予定している。