2025年10月23日 09:54

はなホールディングスと楽天モバイルは、最先端のICT・AI技術を活用した「次世代型ICT保育園」の推進に向けた取り組みを開始する。
近年、保育業界ではDXやAIなどのテクノロジー導入の遅れが課題となり、人材不足や業務負荷の増大が深刻化している。行政対応や保護者対応に伴う事務業務の増加により、保育士が子どもと向き合う時間が圧迫されているのが現状だ。また、保育業界に就職するとDXやAIに触れる機会が少なく、他産業へ転職する保育資格所有者も少なくない。
はなホールディングスは、こうした課題を解決すべく「DX保育園」構想を推進する。楽天モバイルの通信インフラとソリューションを活用し、業務効率化・安全性向上・保育の質の向上を図るとともに、保育士がテクノロジーを駆使して働ける新しい価値観を提供し、保育業界における人材の定着と魅力向上を目指す。
本取り組みでは、保育業界が直面する人材不足や業務負荷の増大といった喫緊の課題を、AIやIoTデバイスによるソリューションで解決し、保育の質と働く環境の両立を目指す。また、はなホールディングスは11月1日に、楽天モバイルの法人向けDXパッケージを活用した「はな保育室こまきはら(仮称)」を開設予定。本園は、ICTを活用した保育の新しいモデルケースとして位置づけられる。