2025年10月22日 16:22

「世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)」では、ポリオ根絶に向けて感染拡大防止にさらに力を入れるべく、「ハガキ・切手回収キャンペーン」を、「世界ポリオデー」の10月24日から実施する。
ポリオは、主に5歳以下の子どもが感染し、ウイルスにより脊髄の灰白質が炎症を起こす感染症。かつては世界的に猛威を振るっていた感染症だったが、ワクチン接種の広がりや衛生環境の改善などポリオ根絶に向けた取り組みが行われた結果、2020年以降、野生株の常在国は、わずか2カ国のみ。
しかし、2024年、イスラエルとの戦闘により医療が滞っていたパレスチナのガザ地区で、約25年ぶりに発症者が確認された。この時はワクチンの緊急接種で流行を防ぐことができたが、世界からポリオを根絶しない限り、年間の発症数は10年以内に20万件を上回ると予想されている。
ポリオなどの感染症から途上国の子どもたちの命を救う活動に気軽に参加できるのが、JCVの「ハガキ・切手回収による子どもワクチン支援」。額面が古くなってしまったり、使う機会がなくなってしまい、不要になったハガキや切手、書き損じやプリントミスをしてしまったはハガキを寄付すると、ワクチンに換えて支援国の子ども達に贈られる。
昨年は1年間で、ポリオワクチン(1人分約20円)約52万1719人分(1043万4363円分)もの支援につながり、途上国の多くの子どもを感染症から守ることができた。
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