2025年10月22日 16:09

広島県府中町を舞台に、2019年に公開されたショートアニメ「夢中に幸せ、府中町」。その続編の制作がついに始動する。新作では、前作の主人公一家「椿町ファミリー」に長女が誕生。次男の誕生日から始まった物語のその後を、家族の絆・日常の温もりとともに描く。

原作は、広島出身で「BADBOYS」「KIPPO」などを手がける漫画家・田中宏さん(府中町PR大使)。総監督は、「チェンソーマン」「呪術廻戦」など話題作に携わったアニメーション監督・中山竜さん(Andraft アンドラフト代表)。そして音響監督には、映像・音・企画の三領域を横断する田村啓介さん(ランデブー/RAN de VoO代表)が参加する。

前作「夢中に幸せ、府中町」(60秒)は、町内の実在施設や風景をアニメ化。「次男の誕生」をきっかけに、家族が成長していく姿を描いた。今回の続編では、長女の誕生を軸に、さらに多層的な家族のつながりを描く。仕事と育児の両立、ささいなすれ違い、そして絆――「ありふれた1分を、宝物に変えるアニメーション」として、観る人の日常にも寄り添う。

実在ロケーション×家族の呼吸を、1分前後の高密度に凝縮する本作。公開は、府中町の新たなまちづくりビジョン「第5次総合計画」が始まる2026年度4月以降、町公式チャンネルでの配信を予定。