2025年10月20日 19:00

玄光社は、プロフォトグラファー・南雲暁彦さんのフォトエッセイ「ライカで紡ぐ十七の物語」を、10月16日に発売した。

本書は、プロフォトグラファーの南雲暁彦さんがライカで撮り下ろした作品を満載した全17章からなるフォトエッセイ。撮影に取り組むプロセスやその時々の心情を綴りながら、各章1本のライカマウントレンズを紹介する内容となっている。

使用されるのは、1950年代の伝説のオールドレンズから最新型のレンズまで様々。それぞれのレンズの個性を最大限に引き出すべく、撮影のシチュエーションや被写体選び、ロケーション、時間や天候など、シャッターを切る南雲さんのこだわりと撮影に向き合う心情が綴られ、そこにはプロの作品制作の現場を垣間見るような驚きと発見がある。

フォトグラファーならではの視点で語られる言葉は、これまでの既存の製品レビューや制作レポートとは一線を画す。撮影者が被写体と向き合い、自分と対峙し、どのように作品制作に昇華していくのかが綴られていく。文章とともにふんだんに掲載された作品も大きな見どころ。フォトグラファーの技術と感性により銘玉レンズの特徴を活かした写真は、美しさの中にどこか儚さを感じさせるもの。作品集としても楽しめるこの書籍は、ライカ好きに限らず、写真に関わるすべての人に取ってもらいたい一冊となっている。

定価は2500円(税抜)。発売日は10月16日全国発売。

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