2025年10月20日 12:13

REMAREは、廃プラスチックを抱える企業の資源循環を促進させるための新サービス「REMARE PLASTIC STOCK(リマーレプラスチック ストック)」を10月20日より正式リリースする。
気候変動対策や資源循環の重要性が高まるなか、多くの企業が廃プラスチックの再資源化に取り組んでいる。しかし、従来のアップサイクルは「社内活用に留まり次への展開が進まない」「数値化が難しくESG報告に活かせない」などの課題から、取り組みが継続しづらいケースが少なくない。REMAREはこれまで分別・処理が困難な複合プラスチックを100%活用して意匠性のある内装建材を開発し、空間デザインや什器などへ展開してきた。この内装建材開発力と現場での実績をベースに、素材開発・活用・データ化を一体化した新たな仕組みとして「REMARE PLASTIC STOCK」を立ち上げた。
「REMARE PLASTIC STOCK」は、開発された内装建材をオンライン上で公開し、建築士や空間デザイナーへ内装建材の見た目だけでなく、廃棄プラスチックの由来の魅力を直接伝えることで、内装材への採用機会を広げるためのツール。従来、「社内で完結していたアップサイクル」を、社会全体で循環させる「見本市」のような場へと拡張する。さらに、アップサイクルされた廃棄プラスチックの量はシステム上で一元管理され、企業は自社の取り組みを通じてどれだけのリサイクル量・GHG(温室効果ガス)削減量を実現したかを把握することができる。