2025年10月15日 19:00

アインソリューションズは、塗装現場での「見えない課題」を可視化し、判定のバラツキをゼロへ導くAI搭載デジタル検査装置「デジタルドットゲージ」を11月より販売開始する。

塗装品質の評価は、各メーカーごとに厳格な基準がある一方で、人の感覚に依存する官能検査、「目視検査」が長く主流だった。従来はフィルムタイプの「ドットゲージ」でゴミ物(塗装面の異物)の大きさを目で見て判定。しかし、ごく微小な差(0.1mm²単位)でも判断が分かれ、不統一さ・不安が検査現場に蔓延していた。要するに、明確な品質基準と検査ツールがあるにも関わらず、人の感じ方による曖昧さから非効率や不安が部署間・企業間で発生しているということになる。

「デジタルドットゲージ」は、「人による曖昧な目視」から「AIによる数値化」へと、従来の課題を一挙に解消する。「デジタルドットゲージ」は、塗装表面に付着したゴミ物の大きさを拡大&AI判定し、誰でも均一な基準で合否判定するため、誰が使っても同じ数値判定となり、判定理由のトレーサビリティを確保する。

また、超小型・ハンディ設計も特徴。現場のどこでも、工場・倉庫移動中でもすぐ測定可能。タッチパネル搭載により、直感操作が可能となり、手袋装着時でも快適に操作可。その場で画像比較・拡大もでき、より精度の高い判定を支援する。