2025年10月07日 15:51

日本ストライカーは、骨折治療用プレーティングシステム「Pangea(パンジア)」を10月から発売する。
「Pangea」シリーズは、骨折部位を固定するための金属製プレートとスクリュー、また共通プラットフォームである手術器械の総称。各国の整形外科医による豊富な臨床経験と日本人を含む3万5000件以上に及ぶストライカー独自の3D骨データベース「SOMA」をもとに開発し、プレートが解剖的な骨形状に沿うように設計した。
本製品は、チタン合金製のプレートとコバルトクロム合金製のロッキングスクリューの硬度差を利用して骨折部位を固定。また、スクリューの挿入角度を最大30度まで調整できる「バリアブルアングル(可変角度)ロッキングテクノロジー」により、骨折固定の際、至適位置にスクリューを挿入できる。さらに、「ハイブリッドロッキング・コンプレッションホール」を採用することで、骨折形態に応じて、ロッキングスクリューを挿入するか、コンプレッションテクニックを採用するかを術中に選択することが可能。
シリーズ全体で上腕骨・大腿骨・脛骨・腓骨の骨折治療ができる20種類のアナトミカルプレートを含む製品ポートフォリオを提供し、様々な骨折治療に寄与する。
10月は第1弾として上腕骨・大腿骨・腓骨用のプレートを発売。今後は脛骨用プレートおよび該当する骨の部位に対して汎用性のあるUtilityプレートを順次拡大、外傷事業を強化・牽引し、骨折治療分野へトータルソリューションを提供する。