2025年10月03日 19:00

日経BPは10月3日、企業のESG(環境・社会・企業統治)活動に対するイメージを調べた「第6回ESGブランド調査」の結果を発表した。この調査は、5月29日~6月29日にインターネットで実施したもの。主要560企業ブランドを対象に一般の消費者やビジネスパーソンの評価を聞き、2万1000人から有効回答を得た。
トヨタは昨年の調査で、型式指定の不正問題の報道を受けて総合6位まで順位を落としたが、今年は完全復活。全部門での1位は第4回に続き2度目になる。環境部門のスコアが特に高く、「気候変動問題(カーボンニュートラル、脱炭素)の対応に努めている」「省エネの推進、再生可能エネルギーの利用に積極的」「従業員の環境教育に力を入れている」の項目で1位になった。
総合2位には昨年の9位から順位を上げたパナソニックが入った。環境で3位、社会4位、企業統治で13位、インテグリティーで3位と全部門で高順位を獲得。個別項目では、「省エネの推進、再生可能エネルギーの利用に積極的」「リモートワークの推進や労働時間削減など働き方改革を進めている」「法令を順守している」などで高い評価を受けた。
総合3位はサントリーで、昨年の10位から順位を上げた。サントリーもトヨタと同じく環境に関する評価が高く、環境部門で2位に。個別項目では「大気や水、土壌などの汚染を抑制している」「自然保護、生物多様性の保全に努めている」のスコアが1位だった。








