2025年10月03日 09:53

アイシンは、同社が開発する「マルチモーダル対話AIエージェントSaya」が、東京都港区が公募する「みなと新技術チャレンジ提案制度」に採択された。

「マルチモーダル対話AIエージェントSaya」は、フル3DCGのキャラクター「Saya」をヒトのように自然に制御する機能や、画像AI、音声AI、大規模言語モデル(LLM)を搭載したAI対話システム。カメラやマイクを活用し対話の状況を的確に捉えることで、より人に近い自然で共感的なコミュニケーションを実現する。リアルタイムでの応答が可能で、雑談から質問応答、案内などの受付機能まで多様な対話をすることができる。

本採択を受けて、「マルチモーダル対話AIエージェントSaya」を区役所1階ロビーに設置し、来訪者の利便性向上や行政運営の効率化に向けた実証実験を実施する。実証実験では、「マルチモーダル対話AIエージェントSaya」が港区のホームページから収集した情報をもとに来訪者と対話し、適切な窓口への案内や区に関するニュース発信を行う。バーチャルヒューマンによる行政案内の利便性向上や親しみやすさ、ダイバーシティ対応、区役所窓口の混雑解消や職員の負担軽減を検証する。

期間は2026年1月〜2月(予定)。場所は、東京都港区役所 1階ロビー。

アイシン