2025年10月02日 15:27

日工は、業界初「LINE連携機能」「音声アシスタント機能」等を搭載したアスファルトプラント操作盤「AUTOPYRO(オートパイロ)」を開発。10月1日より発売開始した。
近年、アスファルト舗装業界では、人材不足の深刻化や脱炭素社会の実現に向けた省エネ化、さらには品質管理が喫緊の課題となっている。日工は、これら社会的な課題に関連する業界の課題解決のため、2030年にプラント自動運転機能を搭載した操作盤の開発を目指している。今回は、その開発目標に向けた第一歩として、さまざまなアプリケーション等と連動可能なDX対応の操作盤「AUTOPYRO」を開発した。
「AUTOPYRO」は、業界初となる「音声アシスタントによる操作」「プラント異常時のLINE通知」機能を搭載し、ユーザーの生産性の向上およびプラントの安定稼働に貢献。また、従来の操作盤で課題となっていた画面上での色の識別に対し、画面表示の配置や配色を柔軟にカスタマイズできるよう改良した。
また省エネルギー運転をサポートするため、電力の使用状況を可視化するモニタリング機能と、過剰使用を防ぐアラート機能を搭載した。さらにバーナ装置の制御システムを改良し、初期加熱時間の短縮やそれに伴う燃料使用量の削減に貢献。加えて操作盤に印字記録計の機能を搭載する事で、材料を混ぜる前の段階で品質の判定が可能となり、不合格品の出荷を未然に防ぐことで材料ロスの削減と品質向上を実現する。