2025年10月02日 12:59

吉野家ホールディングスとシェアレストランは、飲食店間借りマッチングサービス「シェアレストラン」を利用して大人気店へと成長した料理人たちを称え、そのグランプリを決定する初のイベント「シェアレストランアワード2025」を、9月16日に築地食まちスタジオで開催した。

飲食業界は、開業や経営の難易度が高く、高額な初期投資や廃業率の高さが課題となっている。そうした中、「シェアレストラン」の利用者は資金や借金をかけずに店舗を間借りすることで、限られたスペースや短時間の営業でもファンを獲得。看板料理やオペレーションを磨き上げ、大人気店へと成長する事例が多数生まれている。また、間借り営業を経て安定した独立につなげる成功モデルも確立した。

こうした成果を背景に開催した「シェアレストランアワード2025」では、間借り営業を通じて大人気店へ飛躍した料理人たちの「味と技術」「挑戦とストーリー」「革新性と創造性」「継続性と事業性」を評価。当日は、倒産寸前からSNSで大逆転を果たした人、長年の経験を経て再起したベテラン、異業種から挑戦した新鋭など、多彩なバックグラウンドを持つ料理人10名が腕を振るった。会場では、審査員としてミシュラン星付きフレンチ「ナベノイズム」エグゼクティブシェフ・渡辺雄一郎さんや飲食経営者であり専門家でもあるU.RAKATA代表・臼井健一郎さん、吉野家ホールディングス取締役会長・河村泰貴さんが参加し、審査。審査の結果、金賞・銀賞・銅賞が決定した。

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