2025年09月30日 17:10

YEデジタルは、9月17日に飼料メーカー、飼料配送業者、畜産農家を対象に「飼料流通合理化の最前線 ~現場の課題と改善のヒント~ 」セミナーを開催。今回で3回目の開催となる同社の畜産向けセミナーには125名が参加し、現場の課題に対する関心の高さがうかがえる機会となった。

本セミナーでは、トラック協会およびJA系団体の有識者を招き、畜産業界における「飼料輸送体制の維持」や「労働環境の改善」などについて、実践事例を交えた講演が行われた。基調講演では、宮崎県トラック協会から「飼料・畜産輸送の現状と課題」について説明があった。現場のリアルな課題が共有されるとともに、飼料輸送ドライバーの確保・維持に向けた要望や、関係機関への協力を求める内容も示された。畜産業の持続可能性を支える輸送の重要性が、改めて浮き彫りになった講演となった。

さらに、JA系団体の2社は、「配合飼料配送における課題と取組み」「飼料流通の合理化に関する取組み」といったテーマで、現場での配送調整や効率化に向けた具体的な事例を紹介。飼料輸送の安定と効率化の両立が求められる中、こうした課題と実践事例は、改善に向けたヒントとして活かされる内容となった。

参加者アンケート回答者の99%が「セミナー全体を通して満足した」と回答しており、内容への高い評価がうかがえる。YEデジタルでは、今後も関係各社・自治体と連携し、飼料流通の合理化に向けた取り組みを継続するとともに、持続可能な農畜産業の実現に寄与していく。