2025年09月25日 15:30

人気ポリティカル・エンターテインメント小説の続編、「総理にされた男 第二次内閣」が、NHK出版より9月25日に発売された。
売れない舞台役者・加納慎策が、病に倒れた内閣総理大臣・真垣統一郎と瓜二つの容姿と精緻なものまね芸を併せ持つという理由で、真垣の「替え玉総理」を秘密裏に務めることになって2年。素人ながらも忖度のない発想と国民に寄り添った熱意あふれる言動で海千山千の政治家たちを凌駕し、世論を味方につけてきた。そんな政府にとって喫緊の課題は長らく低迷する経済問題。打開策を考える中、そこへ追い打ちをかけるように降りかかるパンデミック、自然災害、五輪などの難局の数々。さらに極東地域での緊張が急速に高まったとき、慎策と日本にとって最大の試練の時が訪れる――。
国民目線で一切の忖度をせずに真っ向から政治家たちに立ち向かい、山積する政治問題などに切り込み解決していく姿が「爽快」と読者の反響を呼んだ前作。舞台役者の慎策が、国民の思いを胸に熱く呼びかける演説と、手に汗握る展開とどんでん返しはまさに著者の真骨頂。ストーリーを楽しみながら政治や経済、海外情勢のことがわかるようになる、累計15万部突破の人気ポリティカル・エンターテインメント小説最新作。
注文多数につき、初版部数を大幅に増やして登場する。一作目を読んでいなくても楽しめること請け合い。もちろん中山七里さんファンには必読の一冊。定価1870円(税込)。