2025年09月05日 09:07

ヨシケイ開発は、アサヒ飲料が開発した「CO2を食べる自販機」の設置をフランチャイズへ促進。同グループであるヨシケイ栃木フーズが「CO2を食べる自販機」を設置した。

ヨシケイグループでは希望する利用者にオリジナルの鍵付き宅配ボックス(あんしんBox)を無償で貸し出しし、食材配達時における再配達ゼロを実現。約4700台の配達車によるCO2削減をグループ全体で実現してきた。

「都会の中に森をつくる」というコンセプトのもとアサヒ飲料が開発した「CO2を食べる自販機」は2023年6月より実証実験を開始し、2024年より本格稼働した。2030年までに5万台設置を目指している。CO2吸収量は1台あたり最大年間60kgを見込んでおり、スギ(林齢56-60年)に置き換えると約20本分の年間吸収量に相当。脱炭素社会の実現に貢献する国内初の取り組みであり、大気中のCO2の吸収を可能にした自動販売機は、特許(特許第7282338号)取得済みとなる。

自動販売機から回収したCO2吸収剤は、アサヒ飲料の取り組みに賛同する各自治体や企業と共創しながら、さまざまな工業原料として活用することを計画している。アスファルトやコンクリートの原料に配合しCO2の固定化や海中での藻場造成などに活用することでブルーカーボン生態系の再生を図ることなどを検討している。