2025年09月04日 19:55

ヤマキは、8月、愛媛県伊予市と群馬県みなかみ町にて、地域の児童と保護者を対象に「かつおぶしワークショップ」を開催した。

伊予市での開催は3回目を迎え、かつお節削りや味噌湯の飲み比べなどを通じて、「かつお節・だし」への理解を深めてもらった。また、東日本の生産拠点である群馬県みなかみ町の群馬事業所でもワークショップを開催。工場見学を組み込んだプログラムにより、地元の児童と保護者が製造現場に触れる機会を提供した。

ヤマキは、2012年より日本文化教育推進機構内の「かつおぶし食育研究会」と連携し、各地で食育活動を行っている。これまでに小学校をはじめとした教育機関で600校以上、約4万7000人に「かつお節のいいところ」を伝えてきたほか、愛媛県ではワークショップを継続的に開催してきた。

製造現場の見学では、普段目にすることのない工程に触れることで、ものづくりへの理解と興味を深めてもらうきっかけとなった。削り体験は、かつお節の堅さに苦戦しながらも力を合わせて削る姿が見られ、子どもたちからは「いい香りがする!」「もっとうまく削れるようになりたい」といった声があがった。

さらに、今回の群馬県での取り組みは、みなかみ町および同町教育委員会の後援を受けて開催された、ヤマキとしては初の事例となる。今後も地域とのつながりを深めながら、かつお節の価値やだし文化の継承と理解促進に取り組んでいく。