2025年09月03日 12:41

オムロン ソーシアルソリューションズ(OSS)は、公共ライドシェアサービス「meemo(ミーモ)」において、9月1日より、新たに「遠隔点呼業務」サービスの提供を開始する。

OSSでは、地域で抱える交通空白の課題解決に向け、2019年より公共ライドシェアサービス「meemo(ミーモ)」を展開し、持続可能な公共交通の構築を支援してきた。今回、新たに「遠隔点呼業務」サービスの提供を開始する。

これまで、運行管理業務の一環である、運行前後の点呼や乗務記録・労務管理などは、自治体や交通事業者が現地で対面対応や手書きで行っており、大きな負担となっていた。今回のサービスでは、スマートフォンを通じて点呼を遠隔で実施するとともに、関連する運行管理業務をOSSが一括で請け負うことで、現場の業務負荷を大幅に軽減する。また、本サービスは、点呼における運行管理の一部業務(健康状態や車両状況の確認など)を電脳交通が運営するタクシーの配車に特化したコミュニケーションセンターに委託することで、より安心・信頼感のある運行管理体制の構築を支援する。サービス導入後も、導入後の地域側の負担を抑えながら運用の質と持続性を高める「まるごと支援」を通じて、地域に根ざした新たな公共交通としての公共ライドシェアの普及を加速させる。

本機能は同日よりスタートする長野県駒ヶ根市での実証実験でも活用され、今後は全国自治体での導入拡大を見据えている。これらの取り組みを通じて、地域における新たな公共交通としての構築を支援し、交通空白の課題解決に貢献する。

meemo