アジア太平洋地域において、社会起業家の支援を行うEarth Companyは、モンゴルの衛生危機に立ち向かう社会起業家、オユンゲレル・ツェデブダンバさんを10月に日本へ招聘。10月4日に、都内で特別イベント「Re:Earth 2025 ～揺れる時代を乗り越え、共に創る未来へ～」を開催する。

オユナさんは元国会議員で人権活動家として知られ、2017年から「Let’s Change the Toilet」プロジェクトを主導。モンゴル国民の約6割が使用する不衛生な竪穴式トイレの問題に取り組み、感染症や子どもの事故などの深刻な課題解決に挑んでいる。

6月27日から、Earth Companyが実施したクラウドファンディングでは、日本国内外、212名の支援者から合計907万円の寄付が寄せられ、目標金額を達成。集まった資金は、首都ウランバートル市に新設する「トイレ教育センター」建設費に充てられる。同センターは、ドライトイレの展示・販売、子どもたちへの衛生教育、適切な維持管理研修を行う拠点となり、オユナさんは2030年までに6000基の安全なトイレ普及を目指している。

10月4日に開催するイベントでは、モンゴルで深刻な社会課題となっている「トイレ問題」に挑み続ける以外にも、多方面で活躍し波乱万丈な半生を生き抜いたオユナさんから、不安な時代を生き抜く強さを学ぶ。

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