2025年09月02日 15:09

エスヨンは、浸水を防ぐ止水板として世界各国で導入実績を持つ、土嚢に代わる軽量・高耐久の新しい防災ソリューション「INERO止水板(しすいばん)」を日本で展開する。

日本は豪雨災害の多発国。2020年7月の九州豪雨では死者・行方不明者77名、被害建物1万5000棟以上、被害総額は約6000億円にのぼった。直近の8月九州南部豪雨でも熊本で24時間に40cmを超える雨が降り、住宅や商店の浸水、交通網の寸断が発生。都市部では地下街やマンション駐車場の浸水が現実的な脅威となっている。

しかし、これまで一般的な対策であった土嚢は1袋20~30kgと重く、設置や撤去に膨大な労力を要する。水を含んだ後はさらに重量が増し、廃棄にも人手がかかる。災害時には「人手不足」と「時間不足」という二重の制約があり、土嚢頼みの従来対策では限界が明らかになっている。

この課題を解決するのが、スウェーデンで開発された「INERO止水板」。軽量で工具不要、2~3人でも短時間で設置が可能。浸水前の予防策としての設置はもちろん、浸水が始まった現場にも対応できる柔軟性を備えている。

さらに、繰り返し使用できる高い耐久性を持ち、長期的には廃棄コストや保管負担を大幅に削減できる。専用ボックスに重ねて収納できるため、自治体倉庫や工場にも備蓄しやすく、「すぐに使える・何度でも使える」という実用性が強み。「INERO止水板」では、用途に合わせて複数のモデルを展開中。

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