2025年07月31日 09:40

大阪送風機製作所は、経済産業省が6月に発行した「ものづくり白書2025年度版」に掲載された。
大阪送風機製作所は、中小企業ながらも製造業の現場からGX(グリーントランスフォーメーション)と環境経営に挑み続けてきた。今回、同社の取り組みが高く評価され、経済産業省発行「ものづくり白書2025年度版」に掲載された。加えて、7月25日発行の日刊工業新聞にも紹介され、技術と環境の両面から社会的な注目を集めている。掲載は、全国数万社に及ぶ中小製造業の中でも極めて限られた事例に与えられるものであり、国の政策ビジョンと合致した先進企業としての評価を意味する。
「ものづくり白書(正式名称:製造基盤技術振興施策に関する年次報告)」は、日本の製造業に関する動向・課題・展望を体系的にまとめた国家戦略文書。経済産業省が国会に提出する唯一の製造業年次報告であり、その掲載企業は国が認めた先進事例として信頼性が担保される。特に2025年版では、「GX」「人材育成」「生産性向上」が重要テーマとなっており、それらに資する具体的な取組として同社が選出された。
同社は、産業用送風機の設計・製造を通じて、3つの革新「GX対応製品の開発」「現場主導の効率化」「中小企業による脱炭素モデルの実践」に取り組んできた。これらの実践が、「現場発のGX」「実行力ある中小企業」という点で白書の趣旨と合致し、掲載に至った。