マッシュアップはパナソニックHD、成田国際空港（NAA）と共同し、成田空港第1ターミナル出国手続き後エリアにて、移動型無人販売サービス「PIMTO（ピムト）」の実証実験に取り組む。

移動型無人販売サービス「PIMTO」は、店舗の建築や設備の工事が不要で販売間口を増やすことができる、移動可能な無人販売ロボット。販売については、規定の箱に収まる様々なものを扱うことができ、クレジットカードやQRコード、交通系電子マネーに対応している。移動については、常時移動する必要がない販売での使い方であることから、自律走行やそのための事前準備等が不要と判断。ロボットの本体やサービス運用のコスト優位性を考慮し、ロボットに接続された無線コントローラーや遠隔地からのリモート操縦で運用をしている。

本実証では、利用する搭乗ゲートの状況によって、人流が多くなる場所へと移動し、利用者の利便性や販売量の向上を図る。無線コントローラーでの移動を基本とし、遠隔地からのリモート操縦のテストも実施する。

また、購入客や場所といった特性にあわせて、最適なロボット（売り場）を提案。インバウンド客のニーズ抽出などのマーケティング調査を行い、ゲームのような感覚で商品を選択できる操作ボタンや外観のデザイン、機体に11カ国語の言語で誘引メッセージを表示。外国人に対し、母国語で関心を引き付けるなどのクリエイティブが盛り込まれたロボットを採用している。