2025年05月13日 09:56

大原記念倉敷中央医療機構 倉敷中央病院と、NECソリューションイノベータは、共同研究により開発した、定期健康診断の結果から4年以内の生活習慣病の発症リスクを予測するモデルの機能強化を行い、これまでの11疾患から18疾患の予測が可能となった。

NECソリューションイノベータは2024年1月より、定期健康診断の結果をもとに12種類の検査値の1~3年後の数値および生活習慣病11疾患の4年以内の発症リスクを予測する「NEC 健診結果予測シミュレーション」を提供してきた。今回、利用者からの要望が多い狭心症、大動脈瘤及び解離、痛風、高尿酸血症、骨粗しょう症、膝関節症、睡眠障害の7疾患において、既存の11疾患の予測精度と同じAUC(Area under the curve)0.7程度が確認できたため、予測対象疾患として追加した。NECソリューションイノベータは、本モデルを搭載した「NEC 健診結果予測シミュレーション」を提供開始する。

本サービスでは、12種類の検査値の1~3年後の数値および生活習慣病18疾患の4年以内の発症リスクが同性・同年代と比較し、どの程度高いかを表示する。また、疾患に関連するオプション検査が表示できる。さらに、生活習慣の見直しによる検査値・疾患発症リスクの変化をシミュレーションすることで、効果的な改善案を提示する。

年間利用料は、5000ユーザIDの場合、236万円~(税別)(ユーザID数により価格が異なる)。

NEC 健診結果予測シミュレーションについて