2025年05月12日 10:04

RENATUS ROBOTICS(レナトスロボティクス)は、米国テキサス州とカリフォルニア州における無人倉庫の建設計画を発表した。
アメリカの物流業界は、慢性的な人手不足、高騰する人件費、そしてオペレーション品質確保の難航など、多くの課題を抱えている。このような環境下で、RENATUS ROBOTICSは倉庫自動化ソリューションの開発を積極的に推進し、これら物流業界が直面する課題の解決を目指してきた。同社はこの取り組みの一環として、自動化・無人化に特化した倉庫の建設と運用を通じ、物流オペレーションの効率化、コスト削減、サービス品質の向上を同時に実現することが可能であると判断した。
同社が展開する発送センターRoboHouseは、自社開発の自動倉庫システム「RENATUS」を軸に、ピッキングロボット「ADAM」や、現在開発を進めているヒューマノイドロボット「TOMODACHI(仮)」など、最先端の自動化設備を導入する。これらの無人技術を活用することで、人によるオペレーションと比較して人件費を1/30以下に圧縮し、3PLサービス価格を業界平均より10%以上低く抑える。RoboHouseの初号拠点は2026年中の稼働開始を目指し、現在準備が進められている。同施設は特にEC事業者を対象に、発送代行などの物流アウトソーシングサービスを提供する。
同社は、テキサス州とカリフォルニア州を皮切りに、RoboHouse拠点をさらに増やし、北米全域における無人倉庫ネットワークの構築を目指している。