2025年05月09日 19:44

ハートキッズ・ジャパンは、3月29日に千葉県流山市の南流山児童センターにて、「ハートキッズ教室 2025 in 流山」を開催した。本イベントでは、小学2年生から中学生までの子どもたちが心臓の構造を学び、実際の医療器具を使って心臓縫合の模擬体験に挑戦した。
子どもたちはまず、心臓ペーパークラフトにより、血液の流れや部位の名称を理解するプログラムを使って、心臓の構造を学んだ。その後、本物の手術着、マスク、手袋を着用し、実際の医療現場で使われる器具を使って模擬心臓や血管の縫合を体験。参加した子どもたちからは「思ったより難しかった」「医師の仕事の大変さがわかった」という感想が多く聞かれ、医療現場への新たな理解が深まった。
また、「100人に1人は心臓に問題がある」という事実を知り、外見からはわからない心臓病への理解を深める貴重な機会となった。参加した中学生からは「テレビでは映されない縫う難しさと大変さを体で感じることができた」「1回の手術でも技術だけでなく清潔さなどの細かい部分まで患者さんのために考えられていることを初めて知った」との感想が寄せられた。イベント当日の様子はこちら。
ハートキッズ・ジャパンは、生まれながらに心臓病を持つこどもたちとその家族が世界標準の治療を受けられ、安心した未来が迎えられるようサポートしている。心臓病に関する知識の普及や啓発活動を通じて、社会全体の医療福祉増進に寄与することを目指す。