2025年04月02日 12:55

トリドールホールディングスと、クラボウ及びタイコーコーポレーションは、廃棄されるユニフォームを回収・再資源化して、新たなユニフォームへとアップサイクルする「つなぐ制服プロジェクト」を立ち上げた。
飲食業界では、より良い労働環境の実現をはじめ、ユニフォームの廃棄による環境負荷なども課題となっている。今回、環境負荷軽減に向けて使用後のユニフォームを廃棄するのではなく有効活用することにより、廃棄量削減と循環型経済への移行を目指し、3社共同でユニフォームから前掛けという新たなユニフォームへのアップサイクルに取り組んだ。
繊維製品においては、複数の原料が使われていることや、風合い・強度・機能性を維持することの難しさから同等製品へのリサイクルが困難とされている。そういった中、トリドールHDのサステナブルな社会の実現に向けた企業姿勢に、クラボウのアップサイクルシステム「L∞PLUS(ループラス)」による独自の再資源化技術、タイコーコーポレーションのユニフォームの企画・開発・製造や複雑な回収から供給までの統括管理という、3社のこれまでの繋がりやノウハウ・強みを活かし、発展させることで、プロジェクトの実現に至った。
今回の「つなぐ制服プロジェクト」は、まずは丸亀製麺の西日本エリア一部店舗へ導入し、従来は廃棄されていた上着やズボン、三角巾、前掛けといった様々な使用済みユニフォーム合計約1600枚を回収。これらを再資源化し、新たに約4000枚の前掛けへとアップサイクルした。
トリドールHD / クラボウ / タイコーコーポレーション