2025年03月28日 19:40

クロスメディア・パブリッシングは、5月23日に書籍「映画ビジネス」を刊行する。本書は、映画業界紙の記者として17年間取材を重ね、その後も映画情報サイトの記者として活動し続けてきた著者・和田隆さんが、映画産業の現状と未来を徹底解説した一冊。

経済産業省がエンタメ産業を2033年までに自動車産業並みの20兆円規模まで成長させる目標を掲げる中、2024年、日本映画界は歴史的な転換点を迎えた。第96回アカデミー賞において、山崎貴監督の「ゴジラ-1.0」が視覚効果賞を邦画・アジア映画として史上初受賞。宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が「千と千尋の神隠し」(2001年)以来となる長編アニメーション賞を受賞した。

さらに、真田広之さん主演・プロデュースの「SHOGUN 将軍」が、第76回エミー賞のドラマ部門で作品賞、主演男優賞、主演女優賞、監督賞の4冠を含む史上最多となる18部門を総なめに。これらの快挙は、日本のコンテンツの質の高さを世界に示すとともに、日本映画が世界市場で大きな可能性を秘めていることを証明している。

まさに大きな転換点を迎えた今、映画業界の製作から配給、興行に至るまでの仕組みと課題、そして未来への展望を、業界の表と裏を知る著者が豊富な事例とともに解説する。映画業界を志す人はもちろん、映画ファンや投資家、マーケティング関係者まで、幅広い読者に役立つ映画ビジネスの教科書。定価1848円(税込)。