2025年03月18日 16:16

natは自社で開発・提供を行うスマートフォンのLiDARセンサーを活用したAI測量アプリ「Scanat」のWeb版を正式にリリースした。β版リリースから約1年。多くの利用者から「アプリと同様にPCでも操作したい」「協力会社と3Dモデルを共有したい」との要望が寄せられ、新機能の開発に取り組んだ。
正式版の追加機能のひとつが、平面図と立面図の自動DXF出力機能。アプリでスキャンしたモデルから平面図と立面図(任意の断面)をDXF形式で出力可能。最大4つの断面を組み合わせて出力することもできる。また「曲線計測機能」はアプリと同様の機能をWeb版でも利用可能。さらに各部屋に「リビング」「キッチン」といったラベルを付与可能とした。360度写真の埋め込みと自動内見機能では、スキャンしたモデルに360度写真を埋め込み、内見モードに切り替え可能。ハイライト機能を活用し、自動で各部屋を巡回することもできる。
特に、「Scanat」で作成した3DモデルをWebのURLひとつで共有できる機能は、関係各所へのスムーズな情報共有に役立つと大変好評だという。加えて、多くのユーザーから要望のあった「ノーマルスキャン」の自動図面出力機能を、同社独自の研究開発により実現し、正式にリリースした。
本機能は、3Dモデルからの自動図面変換を効率化する重要な第一歩。ぜひ多くのユーザーに活用してもらい、新たな可能性を体験してほしいとしている。