2025年02月18日 12:50

Daigasエナジーは、三幸製菓の荒川工場に、エネルギーサービス契約により、ガスタービンコージェネレーションシステムを設置。1月23日に竣工式を開催し、2月17日より運転を開始した。

ガスタービンコージェネレーションシステムとは、都市ガスを用いて発電し、その際に発生する蒸気を工場の製造工程や冷暖房などの用途に有効活用するシステム。電力と熱を同時に供給するため、エネルギー効率が非常に高く、CO2排出量削減にも貢献する、環境にやさしいシステムとなっている。

今回は、高効率ガスタービンコージェネレーションシステムを、エネルギーサービス契約により導入した。工場内の自家発電比率が向上することで、電力会社から購入する電力量を抑えることができ、ピーク電力カットにも寄与。また、本システムから発生する蒸気を工場内の乾燥機や蒸練機などで利用することで、約1700トン/年のCO2排出量削減に貢献する。

三幸製菓は、1962(昭和37)年創業の菓子製造販売会社。主な商品は1977年発売の「雪の宿」や1975年発売の「ぱりんこ」などのおせんべいなど。三幸製菓グループは、さまざまなESG課題の中から自社が優先して取り組むべき12のマテリアリティを整理、サステナブル経営計画書を策定した。マテリアリティの一つとして、「温室効果ガス排出量削減」を掲げており、生産設備、輸送手法、再生原料の利用により、2030年までに温室効果ガスの30%削減を目指している(2019年比)。