2025年02月10日 12:49

名古屋市美術館にて、4月12日~6月8日まで「珠玉の東京富士美術館コレクション 西洋絵画の400年」を開催する。
1983年、八王子に開館した東京富士美術館は、絵画、彫刻、写真、陶芸、武具など、約3万点のコレクションを誇る、日本でも有数の美術館。中でも西洋絵画の充実ぶりは群を抜き、ルネサンスから現代まで400年を超える西洋絵画の歴史を一望できる。さらにルネサンスからロココ、新古典主義など、日本の美術館では珍しいオールド・マスターの優品がそろっているのも、このコレクションの大きな特徴。
今回の展覧会ではこのコレクションから厳選された約80点の絵画によって、西洋絵画400年の歴史を振り返る。ティントレット、アントニー・ヴァン・ダイクといった日本でその作品を見る機会があまりない巨匠から、モネ、ルノワールといった人気の作家まで、厳選された珠玉の作品を展示。きら星のごとき巨匠たちの傑作の数々に目を奪われるだけでなく、理念や思想を伝える手段としての絵画から、色彩と形態の喜びをうたい上げる絵画へと、時代とともに変貌するその本質を学ぶことができる。
本展では、一部の作品を除きほぼ全ての作品が撮影可能になっている。会場で楽しめるだけでなく、作品の写真を後で見返すことや、SNSなどで沢山の人と共有することもできる展覧会となる。会期は4月12日~6月8日、チケット販売(前売)は2月20日より開始。