2024年12月10日 13:03

東京シティビューでは、2025年3月7日より「火の鳥展 -火の鳥は、エントロピー増大と抗う動的平衡(どうてきへいこう)=宇宙生命(コスモゾーン)の象徴-」を開催する。本展は、数々の名作を生みだした手塚治虫さんが、みずからのライフワークと宣言したマンガ「火の鳥」の大型展覧会。
「火の鳥」の主題は「生きること、死ぬことの意味は何か」であり、物語の中では、火の鳥が時空を超えて変容するいのちの象徴として描かれ、輪廻転生の生命観が示される。本展では原画を中心に、映像、関連資料、そして「火の鳥」の世界観を表現したグラフィック等、計800点以上を展示。これらを通して、企画監修を担う生物学者・福岡伸一さんが、この壮大な叙事詩を生命論の視点から読み解く。
エントランスでは、展望台の窓面、複数の大型モニター、床面すべてを通して、「火の鳥」の魅力や奥深さを伝え、マンガと眺望が融合した新感覚の没入体験を実現。フロアのプロデュースと映像制作は、福岡さんが提唱する「動的平衡」のコンセプトムービーを制作したデザイナー・中村勇吾さんが担当。中央の画面には、粒子の動きで表現した「動的平衡」のイメージに重ねて、火の鳥が飛翔しているオリジナル映像を映す。※「手塚治虫」の「塚」は旧字体が正式表記。
会期は2025年3月7日~5月25日、会場は東京シティビュー。詳しくはこちら。