2024年12月09日 12:58

Insight Techは、同社が運営する「不満買取センター」にて収集している不満インサイトデータから抽出した「2024年を象徴する不満ワード」を発表した。

不満買取センターは、「企業の商品やサービス、そして社会をより良くするために、あなたの不満を買い取ります。あなたの不満の中に眠ったヒントを私たちが企業や社会に届けます」をコンセプトに、2015年3月18日からサービス開始をしている。Webサービス及びスマートフォンアプリを通して生活者からの不満の声を収集しており、現在累計74万人以上の会員から、累計4500万件以上の不満を買い取っている。

「2024年を象徴する不満ワード」は、2023年から2024年に大きく伸びたワードの中で、投稿件数のボリュームに基づいて選定した(2023年で一定の投稿があったワードについて、各年1~11月の前年比を算出)。結果、「2024年を象徴する不満ワード」の第1位には「地震」が選ばれた。2位は「裏金」、3位は「米」と社会的に大きく話題になったニュースに関わる不満が続いた。

今回発表した「2024年の不満ワード」からは2023年に見られた「当たり前が当たり前ではなくなるのでは」という不安が更に拡がっている様子が確認できた。そのような中で、「ハラスメント」や「孤独」といったキーワードからは周囲や社会との「程よい関係づくり」への期待の高まりがうかがえ、賛成・反対などに二極化されがちな関係性を円滑・穏やかにしたいとの欲求が高まっていると言えそうだ。

不満買取センター