2024年10月31日 16:18

日本女子大学の家政学部食物学科の学生有志チームは、大手給食会社のエームサービスと連携し、「The Japan Diet」をテーマとするセットメニューを考案。メニューは、10月21日~25日まで、エームサービスの全国80カ所の事業所で提供された。

「The Japan Diet」とは、日本動脈硬化学会推奨の動脈硬化予防に役立つ健康的な食様式。肉の脂身や動物脂を控え、大豆、魚、野菜、海藻、きのこ、果物、未精製穀類を取り合わせて食べる減塩した日本食パターンの食事となる。食物学科の亀山詞子講師が、同学会の生活習慣栄養部会委員を務めているという縁もあり、今回のメニューのテーマとして選ばれた。

ワークショップに参加した30名の学生たちは、今年4月から半年間におよぶワークショップを通してメニューの考案に取り組んだ。エームサービスの経験豊富なシェフによる料理教室や、同社で活躍する本学の卒業生らから指導を受け、プレゼンテーションと選考会を経て実際に販売する10種のセットメニューが選ばれた。セットメニューの一例は、大豆ミートのタコライス、シャキシャキサラダ、豆乳トマトスープの「野菜たっぷり!カラフルランチ」など。

食物学科では、現場目線を養う充実した実験・実習の機会が多く設けられている。こうした学びの特徴は、2025年4月に開設される食科学部に引き継がれ、さらにその学びを発展させていく。詳しくはこちら