2024年10月08日 09:46

JOGMECとWoodside Energyは、10月6日、メタン排出による課題に取り組むための覚書(MOU)締結を発表した。

JOGMECとWoodsideは、これまで脱炭素に向けた取り組みとして低炭素アンモニアの共同調査等を実施してきたが、今次メタン排出による課題に取り組むための覚書の締結に合意し、10月6日に広島で開催されたLNG産消会議2024にて発表した。

メタンは、GHGのなかでも天然ガスを原料とする各種製品の製造過程で排出される代表的なものの一つで、CO2の28倍程度の温室効果を有していることから、その排出削減は世界的な課題となっており、現在欧米を中心に排出削減に関する取り組みが加速している。JOGMECは、特にLNGバリューチェーンの低炭素化に着目し、メタン排出管理と排出削減取り組み状況に係る情報を収集し、ベストプラクティスと共に公開する取り組みである「ネットゼロに向けたLNGからのメタン排出削減のための連携(Coalition for LNG Emission Abatement toward Net-zero、CLEAN)」を進めている。

今次締結した覚書のもと、JOGMECとWoodsideはメタン管理に関する本邦企業技術等の紹介や意見交換を通してメタン管理ニーズとシーズのマッチングを図ることを推進していく。このWoodsideとの連携は、CLEANの考えに基づき、本邦企業も参画している豪州から日本へのLNGバリューチェーンの低炭素化に寄与するものとなる。

JOGMEC