2024年10月03日 09:52

まくらは、在庫を持たず、受注生産方式で、即日生産出荷にも対応した、枕の次世代ロジスティクスシステム「つくれるロジ」の運用を、10月1日よりスタートする。
同社は、枕のECを20年もの間、行ってきた。型番商品での価格競争の激化や即日配送需要の上昇から、徐々にビジネス形態は変化し、オリジナル商品の製造・企画、及び販売する形態へと変化をしていった。型番商品からオリジナル商品への変化は、在庫リスクや保管コストの上昇など、新たな課題を生むことになった。このような課題の中で、2020年よりDXを活用した課題解決に取り組み、2024年、ようやく次世代のECビジネスモデル「つくれるロジ」を確立し、運用をスタートすることになった。
「つくれるロジ」とは、その名のとおり、製造を伴ったロジスティクスを意味する。同社では、20年間、自社スタッフで荷造り梱包、発送業務を行ってきた。現在も千葉県我孫子市内において「我孫子ファクトリー&ロジスティクスセンター」を稼働し、ECで受注した商品の発送業務を行っている。今までは、主に、商品の発送やギフトラッピング、アッセンブル業務に特化をしていたが、今後はこれらに「製造」「ファクトリー機能」を追加し、ECでの受注後、枕の製造・生産を行い、出荷を行う体制を確立した。また、DXを活用することにより、製造から出荷までのリードタイムを最大限に短縮した。今後は「在庫ゼロEC」というミッションを掲げ、「材料は持つが在庫は持たない」「商品廃棄ゼロ」「長期保管ゼロ」を目指していく。