2024年09月26日 12:57

大和ライフネクストは、Octa Roboticsと綜合警備保障とともに、「ロボットとセキュリティシステムの連携」の実証実験を実施する。
建物・施設管理事業は従来より「労働集約型産業」の構造であり、受付・清掃・警備・点検等の各業務を人の手で行ってきた。しかしながら近年、少子高齢化の加速により労働生産人口は減少が続き、管理員・警備員・清掃員等の人材不足が深刻化している。建物・施設の管理不全につながれば、業界だけでなく社会全体にとって大きな課題となる。これらの課題解決に向け、同社は最新のIT・IoT技術を活用した新たな管理形態の研究・開発を進めており、2021年からは清掃業務を中心にロボット活用を推進。また2023年より、ロボットメーカーやシステム開発会社と連携し、管理業務の省人化につなげるために必要不可欠な「ロボットが建物内を自由に動くことができる環境」の実現を目指す取り組みを推進してきた。
そして今回、Octa Robotics、綜合警備保障とともに、「ロボットとセキュリティシステム(センサー等で異常を検知する仕組み)の連動」の実証実験を、大和ライフネクストの本社オフィスで実施する。ロボットが建物内のセキュリティシステムと連携することで、夜間など無人の状態になる時間帯の清掃・警備等の業務を、人によるセキュリティシステムの解除作業を必要とせずロボットが単独で行うことができる状態の実現を目指す。
実施期間は2025年1月まで(予定)。場所は、大和ライフネクスト本社オフィス(港区赤坂)。