2024年09月25日 10:06

将来宇宙輸送システム(ISC)と日本旅行は、誰もが行ける宇宙旅行事業の実現を目指した事業検討を共同で行うことで合意し、業務提携契約を締結した。
ISCは文部科学省SBIRフェーズ3事業に採択され、2028年3月までに人工衛星打ち上げ用ロケットの開発に取り組み、「毎日、人や貨物が届けられる世界。そんな当たり前を、宇宙でも。」というビジョンを掲げ、宇宙往還を可能とする輸送システムの実現を目指している。日本旅行は1905年の創業以来、新しい旅の創造に挑戦し続けてきた。2020年に宇宙事業を専門とする部署を設置し、地域活性化・教育分野における宇宙事業への取り組みを進めながら、地球から宇宙空間への安全・安心・快適な旅行商品の提供を目指している。
宇宙というフィールドを目的地とした旅行は、様々な理由によって、ごく限られた人だけが行くことができるというのが現状だ。旅行商品の造成を手掛ける日本旅行と輸送システムの開発を行うISCが「宇宙旅行」の2030年代の事業化を目指し、両社で知見を持ち寄り共同で行う調査業務などを通じて、安全・安心で快適かつ魅力的な誰もが行ける宇宙旅行の実現に向け構想の具体化を行っていく。事業検討における取組例は、展示会等における出展連携、宇宙旅行に関するニーズ調査、宇宙旅行の商品化検討。なお、9月26日から東京ビッグサイトにて開催される「ツーリズムEXPOジャパン2024」内の日本旅行ブースにて、本取組に関するトークセッションを開催する。