2024年09月24日 10:12

Thinker(シンカー)は、週刊東洋経済が選ぶ「すごいベンチャー100」(2024年最新版)に選出された。

Thinkerが独自に開発した「近接覚センサー」は、カメラを用いることなく、赤外線とAIを組み合わせた独自の高速・高分解能なセンシングによりモノの位置と形を非接触かつ高速に把握できるセンサー。これにより、従来の産業用ロボットでは難しいとされていた鏡面・透明物質の取り扱いや、現場環境に応じた臨機応変なピックアップが可能となり、ロボットハンドによるピッキングの可能性を飛躍的に広げることができる。また、ティーチング(ロボットに作業を教え込む工程)の時間や労力を大幅に軽減できることから、これまでとは異なる領域でのロボットハンドの活用も期待されている。

「すごいベンチャー100」は、現在も発刊される日本の雑誌として最も長い歴史を持つ雑誌の1つである経済専門誌「週刊東洋経済」の編集部が独自に選ぶ有望なベンチャー100社。ユニークなビジネスモデルや先進的な技術を持つベンチャーの中から、資金調達の大きさなどを勘案しながら編集部が厳選。毎秋恒例の特集で、今年で9年目を迎える企画だ。

Thinkerは、ものづくりカテゴリーで選ばれた期待に応えられるよう、今後も次世代型センサー「近接覚センサー」の社会実装を加速し、これまで一部の有力企業の活用にとどまっていたロボットハンドを広く普及させる「ロボットハンドの民主化」に積極的に取り組んでいく。

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