2024年09月13日 13:00

「チカク」社は、チカクが開発し「ドコモ」が提供しているデジタル近居サービス「ちかく」を、9月27日に開催される文京区主催「認知症に寄り添う機器展」(認PAKU)に出展する。

今年5月、政府が2040年時点の認知症者数が約584万人、軽度認知障害の人数が約613万人との推計結果を公表した。また、東京都においては、何らかの認知症の症状がある人の6割以上が在宅(居住)で生活しているとされている。こうした中で「認PAKU」は、認知症による生活機能障害の軽減を目的とした機器を中心に、高齢者が自宅でより良く暮らすための機器を紹介することを目的に文京区が開催する。

本サービスは、テレビに繋ぐ家型の専用端末とスマートフォンアプリを利用。離れて暮らす1人暮らしの親の在室状況を家族が確認でき、部屋にいればそのまま話しかける感覚で、テレビ電話ですぐに会話ができる。まるで近くに暮らしているかのように、お互いをより身近に感じながらも、ほどよい距離感を保つことができるのが特長。

またアプリ上で「あんしんモード」をオンにすると、親の起床・就寝、在室履歴など生活リズムの変化がわかる生活ログ機能、事前に設定した時刻を過ぎても親の起床が確認できない場合、アプリに通知が届く起床未確認通知機能などが利用できる。また異変を感じたときには、親が端末を操作することなく、テレビを設置している部屋の様子を確認することができる安否確認電話機能も利用可能。より安心感を持ちたい子ども世代のニーズに応える。