2024年08月26日 12:41

岡山大学は、8月18日、同学工学部が公開講座「トンボの学校:岡山大学でトンボを採って種類や生態を学ぼう!」を開催し、小学生40人を含む計83人の親子が参加した。

本公開講座は、工学部環境マネジメントコースの2年生12人と3年生1人からなる岡山大学工学部「誕生池生物多様性保全プロジェクト委員会」が主催。工学部環境マネジメントコースとウエスコ、岡山県環境保全事業団が共催し、環境省中国四国地方環境事務所の協力と岡山市教育委員会の後援を受けて実施した。

参加した児童は、講師を務めたウエスコの貸谷康宏さん(同学OB)のレクチャーを受けながら、工学部が管理する学内水循環施設の誕生池周辺でトンボ類の採集に挑戦。児童たちは、猛暑にも負けず、さまざまな種類のトンボを採集した。その後、環境理工棟内の講義室に移動し、トンボ類の分類や生態について学んだ。

工学部の公開講座で生きものが主役となることは、一見すると不思議な感じがするかもしれない。環境マネジメントコースは、自然科学と生態学的な視点から、人間活動と環境が調和した地域空間のあり方や水・地域資源の持続的な管理について教育を行うユニークなコースで、工学的な手法による生態系保全についての教育研究も進めている。

岡山大学工学部環境マネジメントコース