2024年07月29日 12:42

ゼロフィールドは、7月29日、エネルギー産業における余剰電力の有効活用を目的に、コンテナ型データセンター「DINO Rex」の提供を開始する。
ゼロフィールドは、2022年10月に福井県敦賀市に100%再エネ電力を利用し、かつ独自の吸排気システム(特許申請中)を搭載した冷房設備不要の省エネ設計でもあるモジュール型データセンターを開設した。また、同年11月と2020年12月にもアメリカ・ワシントン州において100%再エネ電力を利用したデータセンターを開設しており、国内外で再エネ活用、省エネ設計に注力したデータセンター事業を積極的に推進し、環境に配慮したサービス展開を行っている。
今回、データセンター運用の課題である大量の電力消費を解決すべく、エネルギー産業の余剰電力に着目し、その有効活用をコンセプトとしたコンテナ型データセンター「DINO Rex」を開発した。ゼロフィールドの豊富なデータセンター構築実績を活かし、顧客ニーズに合わせてカスタマイズが可能なコンテナ型データセンターを提供。第一弾として、実績の高い暗号資産マイニング用途のデータセンターの提供を開始する。
電気料金の高騰が深刻化する一方で、必要電力量を超えて発生した余剰電力が放出されており、効率的な電力消費の方策が課題とされている。今回のデータセンター事業は余剰電力を最大活用するもの。近年、需要が高まっているAI向けGPUサーバー向けニーズをはじめとし、さまざまな用途に対応するデータセンターの開発に積極的に取り組んでいく。